こんにちは!やすPです!
今回は一条工務店の商品、「グランセゾン」と「アイスマート」について語っていきたいと思います。
こんな人に読んでほしい。
・一条工務店に興味がある人
・グランセゾンとアイスマート、どちらにしようか悩んでいる人
一条工務店について少しでも調べたことがある人は、この二つの商品名を一度は耳にしたことがあるかもしれません。
なぜならこの二つは一条の中での二大巨頭であり、人気・金額ともにNo.1、2だからです。
もしあなたが一条工務店に決めたのなら、まずはこの二つを調べることから始めましょう。
家づくりは決断の連続ですが、商品選びはハウスメーカー選びの次に大事な決断になります。同じ一条工務店でも、この二つは全く違うものです(そもそも構造から違う)。
もちろん、この二つをしっかり調べた上で別の商品にするのもありです^_^
結論:グランセゾンを選べば間違いなし
はい、いきなり結論から申しますと、グランセゾンとアイスマートどちらにすればいいか、と問われると、わたしなら絶対にグランセゾン、と答えます。グランセゾンのほうが高額のイメージがありますが、予算を少しでも抑えたいならなおさらグランセゾンです。
あくまでもこの二つの商品しか選択肢がなければ、ですが。
グランセゾンの魅力を5つに絞ると、下記のとおりです。
1.ハイドロテクトが標準仕様
2.外観デザインがカッコ良い
3.グレイスの木目デザインがカッコ良い
4.モクリアのフローリングが最高品質
5.天井高265cmが標準仕様
簡単に言ってしまうと、グランセゾンは「カッコ良さ・見た目の満足度」がアップする設備が多く、上記5つが必要な人はグランセゾンにするべき、と言えます。
順番に説明します。
ハイドロテクトタイルが標準仕様
ハイドロテクトとは「太陽光で外壁の汚れを浮かし、雨で汚れを洗い落とす性能」を持つ、メンテナンスフリーの外壁タイルです。
性能の高さゆえに一条工務店の家では、採用率が高いオプションですね。
下記の5種類から「1色もしくは2色」が選べます。
ハイドロテクトタイルは、グランセゾンでは「無料」ですが、アイスマートは有料オプションになります。
グランセゾン:無料
アイスマート:1.3万 × 家の坪数
ハイドロテクトを「アイスマートに導入するコスト」を計算すると、下記の通りです。
25坪:32.5万
30坪:39万
35坪:45.5万
40坪:52万
これだけ高いオプションですが、最近のアイスマートのハイドロテクトタイル採用率はほぼ100%なんじゃないでしょうか。
外観デザインがカッコ良い
2つ目のグランセゾンの魅力は『外観デザインがカッコ良い』です。
グランセゾンは「凹凸感+メリハリ」を出しやすく、アイスマートよりカッコ良い外観が作れます。
ポイントは、下記の3つです。
①パラペットルーフで凹凸感を出す
②総2階で作らなくてOK
③軒天の「木目」がカッコ良い
こちらを順番に解説しますね。
①パラペットルーフで凹凸感を出す
グランセゾンには、こちらの「パラペットルーフ」が設置できます。
メリット・デメリットは、下記の通りです。
メリット :カッコ良い家になる
デメリット:水が溜まりやすく、雨漏りの原因になる
こちらは、一般的な屋根と同じ材質です。そのため雨漏り防止に「10年毎のメンテナンスが必要になる」デメリットがあります。
②総2階で作らなくてOK
次にグランセゾンとアイスマートの外観デザインを比較します。
グランセゾンだと「総2階」のルールが無くなるので、外観がカッコ良くなります。
下記の画像で確認しましょう。
・グランセゾン
工法 :在来軸組み工法
メリット :設計の自由度が高い
デメリット:2×6工法より耐震性が劣る
グランセゾンは「在来軸組み工法」で建てるため、間取り・外観の設計の自由度が高いです。
上記のように「1階より2階を小さくし、凹凸感を出す」デザインにすることで、家の外観がカッコ良くなりますよね。
設計度の自由度は高いものの、耐震性はアイスマートより劣ります。
・アイスマート
工法 :2×6工法
メリット :在来軸組み工法より耐震性が高い
デメリット:設計に制限が多い
アイスマートは「2×6工法」で家を建てるため、設計に制限が多いです。その変わりに耐震性が高くなります。
こちらは設計ルールに「建てる家は必ず総2階」があり、「1階=2階」と同じ広さで建てる必要があります。
すると家の凹凸感やメリハリが出しにくく、外観が「のっぺり」しがちです。
③軒天の「木目」がカッコ良い
グランセゾンは『軒天』に「木目」が選べます。
カラーは下記の「3色」です。
- ダークブラウン
- チャコールグレー
- イエローブラウン
上記で解説した「パラペットルーフ」を下から見上げると、上記のような「木目の軒天」になっています。
この木目デザインがカッコ良くて、例えば「リビングから窓の外を見上げた時」にきっと満足するはずです。
軒のメリットは、
・雨よけになる
→ 人の通り道、物置に使える
→ 窓ガラスが汚れにくい
・日差しを遮れる
→ 部屋の温度が安定
その点、アイスマートには1階の屋根(軒)がありません。
アイスマートは「総2階」で作るため、「軒は2階のみ」なんです。
グレイスの木目デザインがカッコ良い
3つ目のグランセゾンの魅力は『グレイスの木目デザインがカッコ良い』です。
「キッチン・シューズボックス・洗面台」等に高級感のある木目が使われており、かなり良い感じのデザインです。
実際に見て頂いた方が早いと思うので、下記の画像をご覧ください。
・グレイスキッチン
・グレイスカップボード
・グレイスドレッサー
・シューズボックス
・書庫ユニット(有料)
書庫ユニットのみ有料(70,000~87,000円)ですが、他はグランセゾンを選ぶと全て無料です。
このグランセゾンの木目設備をアイスマートでも「有料」で採用でき、オプション費は下記の通りです。
キッチン 30万前後(要確認)
カップボード 174,000~440,000円
洗面台 4,500~143,500円
シューズBox 17,000~113,000円
合計で「約100万」です。
モクリアのフローリングが最高品質
4つ目のグランセゾンの魅力は『モクリアのフローリングが最高品質』だと言うことです。
下記の4種類から選べます。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- グレーウォールナット
- ビターウォールナット
画像だと特徴が分かりにくいですが、その違いは下記の通り。
- グランセゾン(モクリア)
→ 木目が強く天然木に近い - アイスマート(EBコート)
→ シート加工で少し安っぽい
「EBコートは強度が弱く、キズが付きやすい」です。(アイスマートの床材)
例えば「高さ1mの位置からスマホを落とすと床が凹む」くらいデリケートな材質です。
に対して、グランセゾンのモクリアは「天然木と同じレベルの強度・質感」と、かなり品質が上がります。
モクリアの特徴は、下記の通りです。
- フローリングの厚みが違う
→ 肌感に重厚感がある - 表材が強い
→ 傷が付きにくい - フローリング幅が広い
→ 床全体の開放感が出る
アイスマートだとモクリアは「8,000円 × 坪数」の有料オプションで採用でき、坪数ごとの金額は下記の通りです。
25坪:20万
30坪:24万
35坪:28万
40坪:32万
おおよそ「20~30万円」と、かなりお高めですね…。
天井高265cm
最後のグランセゾンの魅力は天井が265㎝と高いことです。
「天井の高さ」を解説すると、下記の通り。
- グランセゾン
1階:265㎝、2階:250㎝ - アイスマート
1階:240㎝、2階:240㎝
アイスマートも「有料オプション 20,000円 × 坪数」で、天井高265㎝に変更することができます。
こちらのオプション費を計算すると、下記の通り。
25坪:50万
30坪:60万
35坪:70万
40坪:80万
まとめ
本記事で解説した『グランセゾンの魅力』は、下記の通りです。
ハイドロテクトのセルフ洗浄で外壁がずっとキレイ
凹凸ある外観デザインがカッコ良い
高級感あるグレイス木目で満足度◎
「高級感+強度◎」の高品質なフローリング
天井が高く広々した空間
いずれもグランセゾンの標準仕様で、満足度を感じられる設備ばかりですよね。
上記の設備を「もしアイスマートに有料オプションで採用すると?」は、下記の通りになります。
ハイドロテクト
→ 約50万
グレイス木目の設備
→ 約100万
モクリアのフローリング
→ 約30万
天井高265㎝
→ 約50万
合計で「約230万円」ですね。
グランセゾンはアイスマートより、坪単価が「+3万」ほど高くなります。「建築コストの差額」は、こちら↓です。
25坪 → +75万アップ
30坪 → +90万アップ
35坪 → +105万アップ
40坪 → +120万アップ
わかりますでしょうか。
つまり、部分的にでもアイスマートにグランセゾンの仕様を取り入れれば、トータルでグランセゾンと同額か、それ以上になります。
グランセゾン発売後、アイスマートにグランセゾンの仕様を全く取り入れていない家はほとんどないと営業さんに聞いたことがあります。
最初にもお伝えしましたが、予算を少しでも抑えたいなら、アイスマートよりもグランセゾンのほうが安いです。
これがね、最初は気づかないんですよ。というか、打ち合わせが終わってからでも気づかない人が多いです。最初はそんなつもりなかったのに、打ち合わせの中でどんどんグランセゾンの仕様を取り入れてしまって、結果的に同額かそれ以上になってしまっている。
耐震性・気密性については、アイスマートと比較してしまうと少し見劣りはしますが、ほんとに少しです。グランセゾンも業界の中ではトップクラスです。
サッカー選手で例えるなら、ローコストメーカーの性能が高校サッカー、一般的なハウスメーカーがJリーガー、大手ハウスメーカーが日本代表、グランセゾンがクリスティアーノ・ロナウド、アイスマートがメッシってところです。あくまで性能の話です。
メッシもロナウドも一緒やん、と思いますよね。そうなんです、レベルが高すぎるところで争っているので、遠目からみたらほぼ一緒です。素人目線でみたらなにが違うの?ってレベルです。
私ももし予算が許すのであれば、完璧を求めてアイスマートにグランセゾンの仕様を取り入れていくスタンスにしたかもしれません。いや、それなら今話題の新商品「グランスマート」にするかもしれませんね。でもあれが本当にわかりやすいです。めちゃくちゃ高いですよね。
ちょっとまとめが長くなってしまいましたが、グランセゾンとアイスマート、どちらにするかと言われるとグランセゾンのほうが安くてかっこ良いよ、というお話でした。